インクジェット機について

2024年9月30日

インクジェット印刷とは圧力や熱によって微細な粒状のインクを製品に直接吹き付ける印刷方法のことです。版を作成する必要がないため、フルカラー印刷でも安価に印刷でき、また、シール印刷が不得意とする小ロットからの印刷ができる特徴があります。

また、インクジェット印刷も使用する機会によって様々な特徴があるため、その特徴を紹介させていただきます。

インクジェット印刷技術とは?

インクジェット印刷技術とは、圧力よってインクを微粒子にして噴射する印刷技術です。 版の作成がないため多色使いのフルカラーデザインを安価に印刷することが可能です。 また、1点からの印刷ができ、小ロットからの印刷にも対応できます。 そのため、「短納期で、少ないロットのフルカラー印刷をしたい」という場合にもぴったりの印刷方法でしょう。 また、インクジェット印刷では、布地のほか、紙やフィルム、革製品や樹脂・金属等といった幅広いアイテムに利用することができます。

インクジェット機

インクジェット機にも様々な種類の機械があります。それぞれ特徴もあるため、代表的なインクジェット機械をご紹介させていただきます。

様々な素材に対応したインクジェットプリンタ

インクジェット機の中でも様々な素材に対して色鮮やかな印刷を行うことができる機械があり、フルカラー印刷だけでなく、白、クリアインク、プライマーにも対応しております。また、グラデーションでの印刷も可能なため意匠性の高いデザインの再現をすることもできます。

フラットベッド方式の形状をしているため、平板の材料に対しての印刷を行うことができます。平板への印刷を加工する場合は別途カッティングプロッターや抜型での加工が必要となります。

金属の平板への印刷も可能なため、今までは板金シルク印刷などのシルク印刷にて印刷を行っていた金属銘板もインクジェットに切り替えることで版代の大幅なコストダウンが可能となります。

また、その他にも立体物やアクリルへの印刷も可能です。加工品など1個1個の製品への印刷も可能なため支給材への印刷なども対応しております。

印刷から加工まで対応したインクジェットプリンタ

UV硬化インクを搭載し、プリントとカットを1台で行えるインクジェットプリンターがあります。UV硬化インクはUV光(紫外線)を照射することで瞬時に硬化するため、プリント後の乾燥工程が不要なため、短時間での製品製作を可能としております。UV硬化インクを採用することで塩ビ、ターポリンはもちろん、ソルベントインクやラテックスインクではプリントが難しい布や、受理層が無い紙、PETフィルムといったメディアにもプリントが可能です。

また、今までのインクジェット印刷機の多くは印刷後にカッティングプロッターや抜型などで別途加工が必要でした。しかし、プリンターとカット機能が搭載インクジェットプリンタの登場により、一台で製品の印刷から加工までを完了させることができるようになりました。

その他の特徴としては、ロール材料での印刷が可能となっております。そのため横幅さえ入ればロールの長さまで印刷することができるので大きな製品への印刷も印刷可能です。また、ロール材料への印刷は材料を巻き取りながら印刷するため、今までのインクジェット印刷ではメディアの汚れを心配する場面もありましたがその心配も不要になりました。

色の再現性に優れたかつ環境に配慮したインクジェットプリンタ

独自の水性顔料インクを使用しており、特色の再現も可能なインクジェットプリンタです。そのため、正確性の求められるカラーの表現をすることができ、フルカラー写真の表現や、グラデーション、高濃度のベタ印刷、バーコードやQRコードなど様々な表現にも対応しております。またラベル印刷で需要が多いリピート印刷にも、正確な色再現で対応することができます。通常のシール機印刷の場合、インクの微妙な量の違い等でロットによってやや色がばらつく場合がありましたがデータがあればターゲット色を調整しすぐに印刷を開始できるようになりました。

また、環境性能も高くインクは低臭気安全性が高く、世界標準レベルの欧州食品接触材規則「Food Contact Material regulation(EC No.1935/2004)」(通称:欧州FCM)に適合しており食品、薬品などのパッケージラベルといった安全性が必要とされる製品向けのラベル製作が可能です。

インクジェット印刷は様々な状況に対応できる印刷方法

インクジェット印刷は使用する機械によって、ラベル製品だけでなく、アクリル銘板・金属銘板・立体物への印刷など様々な製品製作に対応することができる製法です。例えば今まではシール機やシルク印刷機でしか対応できなかった製品も、機械の進化によりインクジェット印刷で対応できる製品も増えてきています。現状の製法ではコストがかかってしまう、小ロットで対応が難しいなどのお悩みがございましたらぜひインクジェット印刷を検討してみてください。

また、インクジェット印刷の詳しい内容については下記のコラムでも紹介しております。ぜひご覧になってください

>>>インクジェット印刷技術を用いたネームプレート作成

当社の製作実績をご紹介

末吉ネームプレート製作所ではインクジェット印刷をはじめとしたさまざまなラベル・アクリル製品・金属銘板を製作しています。

>>>本事例の詳細はこちらから

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