パウチ加工について
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パウチ加工とは、印刷物や写真、書類などを透明のフィルムで挟み込み、熱圧着して密封する加工のことです。飲食店のメニュー表などで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
パウチ加工をすることにより、印刷物などの両面の保護、防水性、耐衝撃性の向上、光沢感があり高級感を出せるなど様々な効果があります。
今回はそんなパウチ加工についてご紹介します。
目次
パウチ加工とは
パウチ加工とは冒頭でも述べた通り印刷物などを透明のフィルムで挟み込み密封する加工のことをいいます。一般的にはポリエチレンなどのクリアな素材を使用します。防水性や耐久性が高まり、シワになることや濡れるのを防いで長く使えます。メニュー表や料金表、プラン表などによく利用されています。
パウチ加工とラミネート加工の違い
パウチ加工と似ている加工でラミネート加工があります。ラミネート加工は印刷物の表面加工として多く使用されます。似ている加工方法ではありますが、使用状況によって使い分けることができます。
ラミネート加工の最大の特徴としては、製品の寸法に影響がありません。どういうことかというと、パウチ加工は裏表からフィルムを圧着するため接着面として印刷物などのまわりに「ミミ(接着面)」がつきます。そのため、印刷物の寸法を変えたくない場合や見た目を重要視する場合はラミネート加工の方が向いているといえます。一方パウチ加工はラミネートよりも厚みがあるため硬さが出るため、耐衝撃性はラミネート加工よりも高いといえるでしょう。
ラミネート加工については下記にてご説明しておりますので是非ご覧ください。
>>>コラムラミネート加工について
パウチ加工のメリット
上記でご説明してきたパウチ加工のメリットについて説明します。
まず挙げられるのが耐久性の向上です。印刷物などの両面を保護しているため、水濡れや汚れ、摩擦に強くなります。そのため飲食店のメニューにもよく使われていたり、そのほかにも資料などを保管する際、比較的長い期間保管することができます。また、両面を保護することで色褪せや傷つきを防いだり、光沢感のあるフィルムで圧着加工をすることにより、印刷物に高級感を与えたり、文字が細かい資料などにパウチ加工を施せば、文字がハッキリし、視認性の向上にもつながります。
パウチ加工のデメリット
一方パウチ加工のデメリットもあり、印刷物を完全に密封するために印刷物の周りに「ミミ」ができるため、美観性の観点で気になる場合があります。また、熱で変色したり色落ちが起きる可能性のあるインクや画材などが使用されている場合は加工することができません。また、紫外線が良く当たる場合は印刷物の色あせや変色によって劣化する可能性もあるため注意が必要です。
その他にも、耐久性が高い代わりに厚みが増すことで折り曲げたり丸めたりすることが難しくなり、無理に丸めるとパウチ部分が損傷する恐れがあります。
パウチ加工は印刷物を長く保てる加工方法
パウチ加工は印刷物の強度アップにつながるのはもちろんのこと、見た目にも高級感が出る加工方法です。 印刷物をできるだけ長く保存したい場合や、綺麗に見せたい場合などにはパウチ加工がおすすめです。
通常の印刷物にプラスして厚みや強度が欲しい場合など、現在の印刷物などに一工夫加えたい場合はぜひパウチ加工も検討してみてください。
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